こんにちは、新横浜ヒロクリニック訪問診療 院長の楠本です。寒暖差が大きい時期となります。
勤務医の時は、冬に風邪などひいて体調悪かったり気持ちが前向きにならず疲れが除れない日が続くことが度々ありました。ただ訪問診療を開業して、風邪を引かなくなった。疲れることもありますが、翌朝には、「よーし今日も訪問するぞ!」と気持ちが前向きになります。これは良い変化だと思います。
勤務医時代とは違い、外に出て太陽光を浴びることも、鬱を避ける効果があると思います。
医材を運びながら歩く。これにより身体が多少鍛えられます。
また訪問診療ならではですが、人に会いに行く。外来で初見の患者様と会うのは抵抗ありませんが、少し異なりますよね。初めての訪問はドキドキします。もちろん自分のコントロール範囲で。
これがまたいいのではないかなと思います。
日々の生活を充実させるにも適度な刺激が大事のようです。新しいことにワクワクします。
また若い新人スタッフがクリニックに入りました。
訪問診療アシスタント歴5年、訪問診療においては自分より経験豊富。
その人から学ぶことが多い。これにより自身としても、クリニックとしても良い変化を目指します。

さて、かねてから検討していた医療機器の中で、医療のクオリティを上げるために動脈血液ガス分析器の
導入をいたします

<参考画像>動脈血液ガス分析器

医療機関が動脈血液ガス分析器を導入することにはいくつかのメリットがあります。

  1. 患者の健康状態の評価: 動脈血液ガス分析器は、酸素や二酸化炭素、酸塩基平衡などの重要な生理指標を測定することができます。これにより、患者の呼吸や循環器系の機能を評価し、状態の進行や治療の効果をモニタリングすることができます。
  2. 即座な治療判断: 動脈血液ガス分析器の結果は、患者の酸素供給状態や酸塩基平衡の異常など、臨床的に重要な情報を提供します。これにより、医師は迅速かつ正確な治療判断を下すことができます。例えば、急性呼吸不全や酸中毒の診断や管理に役立ちます。
  3. 治療効果のモニタリング: 治療を開始した後も、動脈血液ガス分析器を使用して、患者の反応や状態の変化をモニタリングすることができます。これにより、治療の効果や必要に応じて調整する必要があるかどうかを判断することができます。
  4. 手術中の安全性向上: 動脈血液ガス分析器は、手術中に麻酔下の患者の生理学的状態を監視するために使用されます。これにより、麻酔中の患者の酸素供給状態や呼吸状態を監視し、早期の合併症や問題を検出することができます。
  5. 患者ケアの最適化: 動脈血液ガス分析器は、患者の生理学的状態をより正確に評価し、個々の患者に合わせた最適な治療計画を立案するのに役立ちます。これにより、患者のケアと治療の効果が向上し、予後が改善される可能性があります。

実際に我々は手術をしないので、4は該当しませんが、他に大きなメリットがあります。
病状の変化についてより精密に検査できることで、酸素における適切な流量の調整等、
呼吸器の強いクリニックとしても医療のクオリティを上げていきたいと思います。