訪問診療は、チーム(医師・看護師)でお伺いします。

診療へ出発!毎朝診療前にクリニックメンバー全員で朝礼を行い、その日のスケジュールや課題への意識合わせをしています。その後は、実際に患者様のもとへお伺いするチームで当日の具体的な情報や診療方針の確認などのブリーフィングを行います。患者様やご家族とのコミュニケーションはもちろんですが、それぞれの能力や役割、チームワークを最大化させるためには内部での会話も非常に重要です。

診療現場では、体調が安定している患者様との和やかな雰囲気の診療もあれば、急な転倒やケガ・病状の変化による往診で慎重な判断や処置が必要な場面もあり、「訪問診療」と言ってもその在り方は様々です。また、患者様それぞれが描く「生き方」や、そのためのあらゆる選択、物事への考え方や優先度も多様なので、柔軟に対応できる体制とメンバー間の信頼関係は欠かせない要素です。

訪問診療では、外来や病棟勤務の頃よりもお一人お一人と共有する時間が圧倒的に長く・深いです。そのため、診療を通じて患者様から人生について教えて頂いたり、生きるパワーを頂いたりすることも多くあります。「人生会議」とは、人生の最終段階においてどんな医療やケアを望むか予め家族など周囲の大切な人たちや医師などと話し合いを進め、変化に応じて何度でも会話を深めていくことを指しますが、訪問診療を通じて医療に従事する自分たちにとっても「生きるとは?」を考えるきっかけとなりました。

現在、当クリニックではCOPDや間質性肺炎、慢性呼吸不全や肺がんなどの呼吸器疾患を持つ方からのご自宅での療養を希望されるケースが多く、それに伴う在宅酸素療法や在宅ハイフローセラピーの継続管理、また、疼痛管理やターミナルケアを積極的に行っております。

当初より掲げている「求めてくださる方たちの救援隊でありたい」という想いは、日々の診療を通し、これまで声を上げられなかった方たちへも手を差し伸べられるような体制作りへの課題意識にも繋がってきています。より良い医療を行うため、これからも様々なニーズに合わせたオンライン診療や往診依頼への対応、医師増員や連携強化による幅広い検査・処置への対応などにも取り組んでまいります。