今日はですね、RSウイルスについてのお話をさせていただこうと思っております。

皆さん、RSウイルスって聞きなれないかもしれないですけれども、いわゆる風邪の一種のウイルスなんです。

お子さんがいらっしゃる方々とかは、結構身近に感じていらっしゃるのではないかなと思います。
いわゆる「風邪」の症状が出てくるんですけれども、2歳までのお子さんほぼ必ずですね、このRSウイルスっていうのに罹患すると言われております。

このRSウイルスなんですけれども、非常に厄介なのがですね、治療薬がないものになっています。

例えば、
似たようなウイルスの中でインフルエンザウイルスとかありますけれども、これは、予防接種もありますし、インフルエンザになった後には治療薬もあるので、安心して病院にかかられているかと思います。

このRSウイルスの治療薬がないので、色々なメーカーで、このRSウイルスに対して、どう取り組んでいくかっということが課題になっています。

また、認知活動ですね。

なかなか聞きなれないため、CM等々を使いながらこのRSウイルスの予防接種とか出てはいるんですけれども・・・

そして、一番の問題は、やはり現時点で治療薬がないという事と感染するということです。

例えば、お孫さんとそのご両親と祖父母にあたる方々が同居している場合、
お孫さんがウイルスを持っていって、おじいちゃん、おばあちゃんと遊んだりしている時に、当然、飛沫で感染します。

また、一般の方に比べて、基礎疾患といわれる高血圧ですとか、糖尿病ですとか、呼吸器の疾患をお持ちの方がRSウイルスに罹患した場合、入院期間が長くなるという研究データが出ております。

そうなった場合において、入院はしますが、治療薬がないので、いわゆる対処療法での対応となります。
ご高齢の方々が数週間、1ヶ月入院となると、筋力や体力など、そういったところにも影響します。

当クリニックでも、こういったところに対して力になれるのかということを考えました。


まず一つは、どういうリスクがあるのか、加えて、治療薬がないといったところを、YouTubeを通してもそうですし、今、実際に診療に入らせていただいている患者様やご家族様に対して情報提供をするという取り組みを、行っております。

また、RSウイルスの予防接種というものも近年、出てきており、
保険適応がされてないので、自費の治療にはなってしまいますが、ご希望される方においてはですね
RSウイルスの予防接種を当クリニックでも対応できるように、整えております。

院長は呼吸器内科の専門ですので、特にインフルエンザですとか、こういったRSウイルス等々の呼吸器疾患に対して今後もより体制を強化しながら、地域の皆様のお役に立てるように取り組んでまいりたいと思っておりますので何かご不明な点ですとか、ご質問などありましたらクリニックの方にご連絡ください。


どうぞよろしくお願いいたします。