新横浜ヒロクリニックの訪問診療医、中村祐介のインタビューです。
訪問診療医が知っておくべき重要なスキルや初診時のアプローチ、カルテや書類の重要性について伺いました。
Q1 訪問診療での必要なスキルや大事だと思うことは何ですか?
基本的に在宅の患者さんは、 ご高齢な方が多いので、心臓のご病気や腎臓のご病気と、ひとつだけではなくて、複数の診療科にまたがっていて、各病気ごとに、こっちの問題もあって、こっちも悪いっていう状態で全部を見なきゃなんないので内科だけど、総合診療みたいな視点も必要になってくると思います。
また、がん末期の患者さんとかたくさんいらっしゃるので、そういった方の緩和的な面だったり、心理的な面だったり、そういった面で寄り添うってことも大事というか、必要なスキルだと思います。
大きい病院だと、患者さんの社会的な背景だったりを患者さんから聞いて、診療だったり治療に望むんですけど、訪問診療医はその背景を直接に見て、接して、患者さんの生活に入り込むんで、そういった意味で本当に総合して治療するっていうのが訪問診療をする上で大事なことだと思います。
Q2 初診の患者様に会うとき、一番何を重視し診察しますか?
訪問診療って大きい病院と違って、患者さんの生活に入り込むので、いきなり病気のこととかそういった話をするんじゃなくて、患者さんの人となりというか、どういった考えで、どういった経緯でその病気と向き合ってきて、訪問診療を導入しようと思ったのかっていうところを知りたいなと思うし、
いきなり診察しますって向かっても、まず心を開いてくれないと思うので、医者と患者さんというよりも人と人との会話が一番大事かなと思います。
それはヒロ先生を見てめちゃくちゃ思います。自分が、患者さん側だったら寄り添ってくれるんだなっていう、その人の心に飛び込む感じっていうのがすごく上手な方だなと思います。
Q2 カルテや書類の重要性について教えてください
訪問診療だといろんな医療従事者の方だったり、その役所の方だったり、いろんな方からの目線が入るので
自分がどれだけ普段から、ちゃんとその方を見てるかっていうのが、本当に文章に現れるので、文章もしっかりしきゃなって思います。