こんにちは、ヒロクリニック訪問診療 事務長の 吉田と申します。
先日、グラクソスミスクライン様より帯状疱疹ワクチンの勉強会を開催いただきました。
当院では、帯状疱疹ワクチンとしてシングリックスの接種を行っております。

帯状疱疹については医療者にとっては釈迦に説法かと思いますが、以下の病気です。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘ウイルス(Varicella-zoster virus)によって引き起こされる感染症です。このウイルスは水痘(Chickenpox)を引き起こすのと同じものであり、一度水痘に感染した後、ウイルスは神経組織に潜伏し、再活性化することがあります。

帯状疱疹は、通常、水痘の初感染から数十年後に再活性化されることがあります。再活性化すると、ウイルスは特定の神経を刺激し、その神経に沿って痛みや発疹を引き起こすことがあります。典型的な症状には、皮膚に沿って赤い発疹や水疱、かゆみ、痛みが含まれます。特に胸部や腹部の一側に症状が現れることがよくあり、そのために帯状疱疹と呼ばれます。

帯状疱疹は通常、抗ウイルス薬や疼痛治療などの医療的介入によって管理されます。早めの治療が重要であり、合併症のリスクを最小限に抑えることができます。

50歳以上からの罹患者数も増えて来るとのことで、帯状疱疹とはというところや、水痘ワクチン(生ワクチン)とシングリックスワクチンとの違いや効果等について、グラクソスミスクライン様にレクチャーをいただきました。


帯状疱疹を予防するためには、以下の方法があるとのことで、

  1. ワクチン等の接種: 水痘ワクチンやシングリックスは、水痘ウイルスに対する免疫を提供し、帯状疱疹の発症を予防するのに効果的です。ワクチン接種を受けることで、水痘にかかるリスクが減少し、それによって後の帯状疱疹のリスクも減少します。
  2. 免疫システムの強化: 免疫システムを健康な状態に保つことは、帯状疱疹の予防に役立ちます。バランスの取れた食事、適切な睡眠、適度な運動、ストレスの管理などが免疫システムをサポートすることができます。
  3. 早期の治療: 水疱が現れたり、痛みやかゆみを感じたりした場合は、早めに医師に相談しましょう。早期の治療は合併症を予防するだけでなく、症状の軽減にも役立ちます。

心身ともに健康な状態が好ましいというところは大前提ですが、
社会生活を行っていく中で、不測の状況もあるかと思います。
罹患した場合、早急の治療は大切ですし、かからないための予防をあらかじめ行っておくことも
大切かと考えます。

接種料は自由診療ということもあり、決して安くないのですが、、

帯状疱疹にかかると結構厄介な病気で、顔などにも症状が出る病気です。
その場合最悪失明の可能性等もあるということで、実際に罹患した方が身近にいると、
予防接種の意義がすごくわかる病気といっても過言ではないかと感じました。
※実際、知り合いも最近かかったので、大変なことは存じております。

通常の水痘ワクチンが50%強の予防に対して、
シングリックスワクチン接種(計2回)の場合、約97%ほど予防できるということで、
当院の外来でいずれも対応しております。

ワクチン接種に関しても事前予約制となっており、
シングリックスワクチンによる接種の場合、
ワクチンを取り寄せに少し時間を要するため、5日前くらいにご予約いただけますと、
対応可能となります。

お問合せ方法は、電話、メール、LINEいずれも受付しております。
帯状疱疹ワクチン、あるいはそのほかでもお問合せ等ございましたら、どうぞお気軽におたずねいただければと思います。
何卒宜しくお願いいたします。