こんにちは、新横浜ヒロクリニック訪問診療 事務長をしている吉田です。
先日、患家より訪問診療について詳しく教えてほしいという要望をいただき、とある患家様宅へ
訪問させていだきました。
お母様について、訪問診療を導入しようかどうか迷ってらっしゃるようでした。
高齢のお母様で、庭の手入れや急こう配の階段も自力で昇り降りはできる方。
意識もクリアでデイサービスに週3回行っていらっしゃる。
息子さん1人が看ており基本的には多忙、
病院に通院するにも急こう配の坂道を歩き、バスや電車に乗り継ぎ病院に行くための
体力は厳しいため、息子さんが休みの日に連れていく。
どういうところにニーズがあるのかがこの段階では不透明だったため、
まずは訪問診療についてのご説明を行いました。
【メリットについて】
通院の際の息子様の負担が減少すること
定期的な訪問診療で、健康状態等の管理ができること
ケアマネさんや訪問看護との連携等を行い、チームで見ることができる
等等をお伝えした。
【デメリットについて】
外来と比べるともちろん医療費は高いといった金額面をお伝え。
その説明では特に契約の是非について、なにか揺れ動くことはないように感じましたが、
おもむろに、、
「先日母が倒れまして、、救急搬送までに2時間以上要して、近隣ではなく、遠方の病院に搬送されることがありまして。。」
「かかりつけ医(往診医)がいないため、現地に到着された救急隊員の判断になり、搬送病院の目星はつきづらいかもしれませんね。。状態によってどこでも良いわけではなく、先生等は判断して、専門としている搬送先の当直医と相談したうえで、搬送先の調整を進めていきますが(それでも必ず搬送できるとは限りませんが)、救急隊員の場合、その判断の分、少し遅れる可能性があるかもしれませんね。
そういった意味ではかかりつけ医・・緊急の際に往診できるドクターがいるのは安心できるかもしれません。」
ここがひとつの判断材料となり、イメージいただけたのか、定期診療を行うこととなりました。
実際に起こった救急搬送。事なきを得たものの、
専門性を持ってない人が判断を行うことは難しく、
何かの時に、相談あるいは駆けつけてくれるという安心感
息子様は普段お仕事をしているので、そうなった場合の対応をお願いできるといったところに
定期診療の決め手となったのかと考えます。
訪問診療に期待する部分として、
普段の営みでは気づかない部分で、今回患者様家族から気づきを得ることとなりました。
訪問診療のサービス提供における価値というところについて、
ひとつの事例としてお伝えしました。
~お願いとしまして~
楠本洋先生(新横浜ヒロクリニック訪問診療)と一緒に診療やお仕事等に入ってくれた方々で、について
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